私たちは誰でも「健康になる力」「(病気を)治す力」を持っています。
ロボットは壊れてもじぶんで治すことはできませんが、人間はちょっとした傷ができても知らないうちに治ってしまいます。
血が出ればいつの間にか止まっているし、合わせて縫った創もいつのまにかついています。
 
すごいと思いませんか?あたりまえと思っているかもしれませんが、私たちはそんなすごい力を持っているのです。
手術がいくらうまくいっても創がつかなければ成功といえませんし、からだを守る免疫力が極端に低下していれば抗生剤などをいくら使っても感染症にやられてしまいます。
私たちが健康で生きていられるのも、私たちの内にある「健康になる力」「治す力」がちゃんと働いてくれているからなのです。
 
手術や薬がめざましい発達をして、手術や薬が病気を治してくれると思いがちですが、その前提にあるのが私たち自身の「治す力」にあることを覚えておいてください。
「治す力」をどのようにして最大限に発揮させるか、それがとても大切になってくるのです。
                     (金子 透子)